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ウェルカム・ホーム

ソサエティが提供するのは素晴らしいウイスキーだけではありません。メンバー・ルーム、テイスティング・イベント、フェスティバルや世界中のパートナーバーで、会員がウイスキーへの情熱を共に語り合える場を提供しています。ザ・スコッチモルトウイスキー・ソサエティ(SMWS)は、あなたがウイスキーの旅を始め、造詣を次のレベルまで高める、あるいはシングルカスクの世界に新たな友を誘える最高の場所です。

写真: MIKE WILKINSON AND PETER SANDGROUND

会員には、一度は(エディンバラの)リースにあるザ・ヴォルツを訪問いただきたい。 ソサエティが1983年に生まれた歴史的建物で、ソサエティのロゴマークの中心に描かれています。 ザ・ヴォルツの歴史的記録は多くが失われていますが、メンバー・ルームの下に今もあるアーチ形のセラーは1200年以前の建造と見られています。 セラーには、干した魚と石炭の見返りにボルドーから輸入されてそこに貯蔵されたクラレットに付着して持ち込まれた、ヨーロッパの最も古いワインセラーにしか見られない希少品種の菌が生息しています。 ザ・ヴォルツは何世紀も繁栄し続け、比較的近年の1785年の4階部分の増築で現在の貯蔵能力に達した複合的な建設構造になっています。 建物はワイン商のジェームズ・トムソンが1753年に賃借し、その後JG Thomson & Co、さらに1983年にはザ・スコッチモルトウイスキー・ソサエティの本拠となりました。 ソサエティの創始者ピップ・ヒルズが冒険心を持って好タイミングでザ・ヴォルツをザ・スコッチモルトウイスキー・ソサエティの本拠用に購入したことで、この歴史的建物が600年以上に亘り酒類ビジネスに使用され続けることになりました。

メンバー・ルームの拡充

ソサエティの会員数の拡大に伴い、1999年7月に、ロンドンのファリンドン地区の19 Greville Streetにメンバー・ルームを開設しました。 ハットンガーデンの宝石商街に近い好立地です。 次いで、2004年春、エディンバラのニュータウン中心部28 Queen Streetに華麗なジョージアン様式のタウンハウスをオープン(エディンバラでは、言葉はすべて使用文脈に応じて理解しないとなりません。「ニュータウン」は中世からの「オールドタウン」と区別して、18世紀以降に開発された市街地を指します。)。 直近では、スコットランドの中央ベルトの反対側、スコットランド最大の(誰に聞くかにもよりますが、一部の人によれば、最も人を暖かく迎え入れる)都市グラスゴー中心部38 Bath Streetにメンバー・ルームを開設しました。 これらのいずれの場所でも、会員のあなたは大歓迎です。最大3名のゲストを同伴できるので、ソサエティのメンバー・ルームのスペシャルな雰囲気を自ら体験してもらってはどうでしょうか。 ソサエティが英国の他の各地に開設しているパートナーバーでも、バーカウンターの両側でSMWSのボトルや同好の士を見つけられるはずです。

グローバルな展開

ソサエティは今現在、日本、オーストリア、オーストラリア、ベルギー、カナダ、中国、デンマーク、フランス、香港、インド、マレーシア、オランダ、ニュージーランド、ポーランド、スエーデン、スイス、台湾、シンガポール、米国の世界各地に国際展開しています。 各支部は、年間を通じてOutturn誌で新規ウイスキーを公開し、会員および非会員向けのイベントを開催しています。 また、ソサエティのウイスキーをエクスクルーシブに提供する世界各国のパートナーバーのネットワークも拡大中です。 パートナーバーは、ソサエティ会員やウイスキー愛好家に国外にあっても居場所を提供しています。 そこでは、幅広いエクスクルーシブなレンジのシングルカスクウイスキーをお楽しみいただき、世界中のどこであろうと愛好家仲間とグラスを傾き合うことが可能です。

テイスティングの機会

ソサエティの会員は、ボトリングするウイスキーと同じくらい多様です。 しかし、ファンタスティックなアンバサダーがサーブし、紹介するウイスキーを味わうためにテーブルに集まると、誰もが共通の話題を見つけられます。 ソサエティのテイスティングイベントのプログラムでは、最新のOutturn誌とウイスキーを毎月提供し、新たなテーマ、ペアリング、ゲスト、音楽なども同様に紹介しています。 初めは見知らぬ人だった人たちとも、イベントの後にはおそらく親しくなっているでしょう。 ソサエティの各国支部を通じて、英国を始め世界中の、メンバー・ルーム、パートナーバーその他で開催されるテイスティング会の情報が取得可能です。 あなたも挑戦してみてはどうでしょうか。 「シェアした方が楽しい」が単なるスローガンではなく、ソサエティの生き方だと実感いただけることでしょう。

ご自宅でのテイスティング

ご自宅を離れなくてもソサエティのシングルモルトへの情熱をシェアすることが可能です。 ウイスキー愛好の輪を広げるために、ご自宅でのテイスティング会を企画して友人や家族を招待するのはいかがでしょうか。 その交流がきっかけで、新たなウイスキー愛好の仲間になるかもしれません。 スコットランドのジム・コールマンのように、恵まれた環境が整っている会員であれば、すでにウイスキーのテイスティングを主催する絶好の場所があるでしょう。 ジムは居心地の良い木造キャビンを裏庭に建てて、ボトルだけではなく、ありとあらゆるウイスキーを楽しむための設備を揃えて、仲間とウイスキーを楽しんでいます。 「5つの樽のウイスキーをテイスティングをするのが好きです。 ウイスキーは参加者の顔ぶれに応じて選びます。」とジムは言います。 ウイスキーグラス5セットに加え、水、チョコレートとオートケーキを準備します。 ボトル選びの段になれば、限りないオプションがあります。 ウイスキーの主要5地域巡りもよし、ソサエティのフレーバープロファイルを使用して、シングルカスクのフレーバーや芳香の多様性を目立たせるのもいいでしょう。 あるいは、同じ蒸溜所の異なるカスクを選んでブラインドテイスティングに挑戦して、カスクの種類がウイスキーの熟成にどう影響するかを実演しても楽しめるでしょう。 どのようなウイスキーのラインナップにするにしても、テーマをはっきりさせて、参加者に自由にフレーバーを表現してもらうことに集中することをおすすめします。 また、ソサエティのテイスティング・マット、テイスティング・フォームとフレーバープロファイル・チャートをダウンロードして、首尾よくテイスティングを進めるのにご活用いただきたい。