マニフェスト
全員が揃ってユニーク
魚網にかかった消防士。実に魅力的な女性。ほろ苦く、エキセントリックなキャラクター。ブーツを履いてサウナにいる天使。男らしく、治癒力も十分。甘く、夏らしい芳香。心温まるおいしさ。見事なほどシンプルだが切れ味が良い。異彩を放つおいしさ。冷酷な世界における安息の地。興味深い名前がつけられた我々のウイスキーと同様、私たちはそれぞれが違っていて、誰もが独自の個性を持っている。
MAIN PHOTOS: PETER SANDGROUND AND MIKE WILKINSON
だが、世界最高のウイスキーを分かち合い、世界で最も個性的なウイスキークラブの一員であることを誇りにしてもらうことに情熱を注ぐという点では常に一致団結し、誠実であり続けている。クラブの会員たちは、全員が揃ってユニークなのだ。
他とは違うやり方
1983年の創立以来、私たちは一風変わったやり方にこだわってきた。型破りなウイスキーのエキスパートとして、私たちはウイスキーの最も純粋な形を追求し、他の何にも増して風味を重視し、そしてそれぞれのボトルにユニークな名前を授ける。
私たちは、カスクからそのまま取り出した、混じり気のない純粋なウイスキーの素晴らしさを発見した。当時は奇抜で常識破りと思われていたにもかかわらず。そうしたウイスキーは見落とされ、正しく評価されないままスコットランド中の倉庫で放置されていた。当然、世の人々にも知られていなかった。
思いきった挑戦
私たちが自分たちの発見を広めた時、業界の専門家はそんなものに需要はないと言った。創立者のピップ・ヒルズはこう書いている。「私たちが成功できないと言った奴らはとにかく鈍感だったのだ!」。
ピップと彼の友人たちは口コミが広がるのを目の当たりにし、さらなるお宝が発掘した。そして、ウイスキーがもたらす風味や多様性、そして楽しみに熱い情熱を抱く人々を団結させるためにクラブを創設したのだ。
終わりなき、ウイスキー愛の旅を。
寒い冬の夜、暖炉の前で愛する人と寄り添う。春の散策で、ハルエニシダの茂みから来る甘いアロマの香りに囲まれる。真夏、浜辺でのキャンプファイヤーの燃えさしでマシュマロを焼く。秋のにわか雨の後、芳香を感じながら松林を歩く。
ソサエティでは、会員は年間を通じてフレーバーを追求し、新たな発見を皆で分かち合うことに喜びを見出す。毎月、専門家からなるテイスティング・パネルに選ばれたウイスキーが「アウトターン」として発売される。
会員は、スコットランドやその他の地域の150の蒸溜所で作られたウイスキーを特典として購入できる。通常はカスクストリングとしてボトリングされ、種類も多種多様。どのようにして飲むかは全面的に会員の自由だ。そして、次にどんなウイスキーが登場するかは誰にも予想できない。
情熱の共有
私たちは、ただ素晴らしいウイスキーを届けるだけではない。メンバーズルームやテイスティング・イベント、フェスティバル、そして世界中のパートナーバーで、メンバーたちを一堂に集め、ウイスキーへの情熱を分かち合ってもらっている。
ビールジョッキにウイスキーを入れて飲んだことがあるだろうか? 一風変わった食べ物との組み合わせや最高のホットトディやカクテル、カスタムメイドの長期樽熟成ウイスキーは?
私たちは、素晴らしいウイスキーだけでなく、ウイスキーを楽しむための興味深い方法も頻繁に提供している。最新のウイスキーについて学べると同時に、他のメンバーとウイスキーへの愛を分かち合うこともできる。
だからこそ、SMWSはウイスキーの旅への第一歩を踏み出す場所として、あるいはさらなる高みに到達するための場所としてうってつけなのだ。