グローバル・ギャザリング
集まれ
ソサエティ・メンバーにとって、ギャザリングほど期待感を掻き立てるイベントはない。世界各地の全メンバーズ・ルームで特別イベントが開催され、遠くからメンバーたちが集まる。オルガ・ヴァルヴァロヴァは、コンペティションで優勝したメンバーにインタビューを行い、ソサエティが彼らにとってどのような意味を持つのかを探った。
文:オルガ・ヴァルヴァロヴァ 写真:マイク・ウィルキンソン
世界各国からコンペティション入賞メンバーがザ・ヴォルツに集結
ギャザリングは単なるウイスキーの試飲会ではない。ソサエティのシングルモルト愛好家たちが集い、熱気あふれる会話を交わすシンポジウムのようなものだ。
しかし、このイベントが他と一線を画しているのは、連帯感を感じられるからだ。今年、選ばれた数名のメンバーには、ウイスキーの故郷であるエディンバラへ旅費全額支給の巡礼旅行という羨望の機会が与えられた。
ソサエティ・メンバーになって5年になるフランスのディディエ・ルヘッシュ氏はこう語る。「『ザ・スコッチモルトウイスキー・ソサエティはウイスキーの精神』であり、毎月『新しい味と香りを発見する』ことができるのです。」
世界中を旅してきたメンバーにとって、コンペティションでの勝利はどんな意味を持つのだろうか?「ウイスキー愛好家としては、それがすべてです。スコッチの本場に来ることができたのですから。」とニュージーランドのデイブ・スウィフト氏は語った。
「大げさに言うつもりはありませんが、これは一生に一度の経験です。」これらの勝者にとって、ギャザリングは単なるイベント以上のもの。それは故郷への帰還であり、スコッチの魂そのものと交わる瞬間なのである。
ザ・ヴォルツに展示されている品々を楽しむメンバーたち
ギャザリング・フェスティバルのイベント中、ザ・ヴォルツの中庭は賑やかだった
ザ・ヴォルツで実演された樽作りの技術
このような特別賞の受賞には、旅行以上の特典がある。海外からのゲストは、クイーン・ストリートでのディナーと、彼らのために用意された特別なテイスティングでもてなされる。
デンマークのピア・ケアルルフ・ヤコブセン氏は、この経験から持ち帰った最もエキサイティングなことは新しい友情だと付け加えた。彼女は次のようにコメントした。
「私たちはすでに新しい友情を築き、交流し、経験を分かち合っています。すでにお互いに刺激を与え合っています!」
幸運にも参加できる人にとって、このギャザリングは単なるウイスキーのイベントではない。琥珀色に包まれたひとときであり、ウイスキーの味わいとそれにまつわる物語の両方を味わうチャンスなのである。
tu世界中のSMWSメンバーが、私たちの心のふるさとを訪ねる素晴らしいコンペティションの一環として、ザ・ヴォルツを訪れた。